ハンバーガーは皆さんもちろんご存じだと思います。ほとんどの方が一度は食べたことがあるでしょう。しかし、ハンバーガーの「バンズ」にこだわって選んだことはありますか?今回はハンバーガーの縁の下の力持ち、「バンズ」について詳しくご紹介していきます。
バンズってなに?
バンズの語源
バンズは甘み、塩味の少ない丸パンのことです。「バン」の複数形で「バンズ」といい、英語圏では丸パンのことを「バン」といいます。
ちなみに上部分を「クラウン」、下部分を「ヒール」、真ん中に挟まれているバンズを「クラブ」と呼びます。
バンズの種類
明確に種類分けされているわけではありませんが、大きく分けて2種類です。主にハンバーガーで使用される丸形、ホットドッグなので使用する横長のものがあります。
材料は強力粉、薄力粉、ドライイースト、ショートニング、塩、砂糖、牛乳、水などで配合はさまざまです。
最近ではグルテンフリーの“米粉バンズ”や、ビタミンB群を多く含む“全粒粉バンズ”、全粒粉よりも栄養価の高いといわれている“発芽小麦バンズ”も登場しています。
簡単バンズの作り方
材料
「バンズの種類」でも述べましたが、主な材料は以下です。
- 強力粉
- 薄力粉
- ドライイースト
- ショートニング
- 塩
- 砂糖
- 牛乳
- 水
- バター
- 卵
作り方
お菓子・パン作りに必要な道具、材料を取り揃えている、富澤商店のサイトで公開されているバンズの作り方です。
https://tomiz.com/recipe/pro/detail/9511I
バンズはどこで買える?
自分でバンズを作るのは面倒だけど自宅でハンバーガーを作りたい!という方におすすめなのが、あらかじめ出来上がったバンズを購入して好きな具材を挟むという方法です。そういった方のためにバンズを購入できるお店や通販をご紹介します。
通販
まずは自宅で手軽に購入できる通販サイトを6つご紹介します。
カナダビーフ館
本格派のバーガーバンズです。
ミートガイ
お肉の専門店が販売しているバンズです。
BBQ WONDERLAND
バーベキューの食材・道具を販売しているサイトです。
クレヨンハウス
オーガニック通販専門店が販売する発芽小麦を使用したバンズです。
カフェファディ
北部九州、山口、千葉備30店舗展開するコーヒーと冷凍食品の専門店の通販サイトです。
Oisix
有機・無添加食品、ミールキットの通販会社です。
スーパー
食品が豊富なスーパー。スーパーなどで購入できる商品をご紹介します。また、スーパーでなかなか見つけることができない場合は、イングリッシュ・マフィンで代用可能です。こちらも併せてご紹介します。
※地域によっては販売していない場合もあります。
第一パン
フジパン
Pasco
こちらはバンズではなく、イングリッシュ・マフィンです。
紀伊国屋
こちらも、イングリッシュ・マフィンです。
パン屋
もっと本格的な味を追求される方におすすめなのが、パン屋さんのバンズです。ハンバーガーショップに卸しているパン屋もありますので、美味しいバンズにオリジナルの具を挟むことができます。
峰屋 工場直売所
都内のさまざまなハンバーガーショップが使用しているバンズが購入できます。
美味しいバンズが食べられるハンバーガー店5選
プロが作る本格ハンバーガー
これまでは自宅で美味しくハンバーガーを食べる方法を主にご紹介しましたが、やっぱりプロが作る本格ハンバーガーが食べたい!という方ももちろんいらっしゃると思います。そこでバンズの美味しさという目線からいくつかお店をご紹介します。
THE SMILE ルミネエスト新宿店
ふっくらとして甘みたっぷりの特製天然酵母パンを使用したバンズが特徴です。
ハングリーヘブン 目黒店
こちらも特製の天然酵母を使ったバンズです。色は黒く、サクサクとした食感です。食べログ百名店にも選出されています。
Kiriy’s Fresh 成城店
1階はベーカリー、外階段を上がった2階に直営カフェがあります。2階カフェでは当日焼きあげたパンを使ったバーガーやサンドイッチなどを提供しています。
新橋ベーカリープラスカフェ 三田店
店内では焼き立てパンやフレッシュなサンドイッチなどを提供しています。すべて天然酵母でつくられた風味豊かなパンは昭和26年から業務用高級パンとして60年以上、有名ホテル、レストランに卸しているそうです。
BARIETA
肉汁溢れる牛100%のパティとパン屋さんならではの自家製バンズを使ったこだわりの逸品です。
バンズ以外を使ったハンバーガー
ここ数年で多様性のある世の中になってきました。ハンバーガーも例に漏れず、さまざまな形で楽しまれています。ここではバンズ以外を使ったハンバーガーの一例をご紹介します。
もはや定番?ライスバーガー
1987年にモスバーガーが導入して以来、東アジアで人気のバーガーです。バンズをパンではなく、ごはんを使って作っているところが最大の特徴です。
モスバーガー
ライスバーガーといえばモスバーガー。きっかけは、日本で生まれたモスらしい、「日本人の主食であるお米を使って、何か商品ができないだろうか?」という発想から誕生したそうです。
おこめどき
ライスバーガーを一汁三菜スタイルで提供しています。種類も豊富で、和食文化を気軽に新しい「ごはんバーガー」スタイルで楽しめます。
パティをパティで挟む!
普通のハンバーガーも美味しいけれどもっとお肉を堪能したい!という方におすすめなのがパティ(=肉)をパティで挟んだ、お肉好きにはたまらないバーガーです。
Shake Tree
ハンバーガーは“肉が主役の料理である”という考えで作られているハンバーガーです。ハンバーガーとは?という概念に挑戦した「Wild out」はパティをパティで挟んだ、まさに肉尽くしのバーガーです。
Teddy’s Bigger Burgers
20年連続ハワイBESTバーガー賞を受賞しているTeddy’s Bigger Burgers。ステーキにも使用されるミスジも惜しげもなくミンチにして作り上げた肉汁たっぷりのパティで作られている「ビーフバーガーリッチ」は、ワイルド&リッチなバーガーです。
※「ビーフバーガーリッチ」取扱いは鎌倉七ヶ浜店のみ(2022年5月現在)
変わり種?バーガーを一気見!
バンズ以外を使用したバーガーだけでなく、さまざまなバーガーが日本でも食べられます。ここでは2つご紹介したいと思います。
ルーサー・バーガー
“ドーナツバーガー”とも呼ばれ、バンズの代わりにドーナツを使用するのが特徴です。アメリカのR&B歌手、ルーサー・ヴァンドロスが創作したといわれています。
東京でルーサー・バーガーが食べられるお店はこちら⇒BURGER&MILKSHAKE CRANE
ヴェジーバーガー
原材料に肉を含まないバーガーのことです。主に野菜・豆・ナッツ・きのこ・小麦・卵などから作られます。ロンドンで自然食レストランを営んでいたグレゴリー・サムが1982年にそう呼んだのが始まりとされています。
日本ではヴィーガンバーガー、ベジバーガー、ベジーバーガーと表記されることもあるようです。
東京でヴェジーバーガーが食べられるお店はこちら⇒Great Lake
まとめ
ハンバーガーは組み合わせが大切な料理です。バンズひとつとってもこれだけの種類があるので、お家で作るもよし、お店で買うもよし、きっとお好みのバーガーが見つかるはずです!皆さんも自分好みのハンバーガーを探してみてはいかがでしょうか?
※こちらで紹介している情報は2022年5月現在のものです。